
<標準色ホワイト、通電システムを含む>(税込み)
大和ハウスグループの(株)デザインアークは5日、2013年から取り組んできた新規事業プロジェクト「Transight(トランサイト)」の第1弾商品となる「Transightモジュラーシステム(Transight MS)」を、事業者向けに販売開始する。
「Transight MS」は、組立式通電型のモジュラーシステムで、電気電子製品・IoT機器・デジタルサイネージ等と組み合わせて利用できる。フレームを差し込んでひねるだけという、構成パーツの組み立て・組み換えが容易なジョイント機構によりユーザー自身による組立が可能。さらにユーザーの要望やビジネストレンドの変化に合わせて、店舗や施設のレイアウトも変更できるのが特長で、リユースも可能。
基本モジュールのサイズは縦38cm、横71cm、奥行き45cm。カラー展開は、標準ホワイト色・オプション8色の全9色展開とし、特注オーダー塗装にも対応する。
価格は、組み合わせ方やオプションにより、都度見積りになるが、価格目安は、標準色ホワイト(9モジュール)、通電システムを含むもので57万円(税込み)。
売上目標は、「Transight MS」を含む空間提案の受注として、初年度1億円、20年度30億円。
なお、「Transight」はオープンプラットフォームとしてさまざまな企業との共創を目指す。5日の商品発表会で同社常務取締役営業本部長の嶋田二郎氏は、「当社だけでは実現できなかったものを、業界の枠を超えてアイディアを持つクリエイター、技術を持つ企業など、さまざまなパートナーと共創していきたい。今回、そのひとつの事例としてTransight MSを発売した」などと挨拶した。

展示会等での活用を想定。
写真はカーディーラーでの展開イメージ