不動産ニュース / 調査・統計データ

2017/4/25

賃貸成約、13ヵ月連続減/アットホーム

 不動産情報サービスのアットホーム(株)は25日、同社の全国不動産情報ネットワークにおける2017年3月期の首都圏居住用賃貸物件の市場動向を発表した。

 同月の成約数は3万128件(前年同月比0.5%減)で、13ヵ月連続の減少となった。地域別では、東京23区1万2,020件(同3.5%減)、東京都下2,962件(同1.3%減)、神奈川県8,297件(同4.7%増)、埼玉県3,532件(同1.6%増)、千葉県3,317件(同2.7%減)。神奈川県が再び増加、埼玉県は9ヵ月ぶりの増加に転じた。

 新築・中古別成約数を前年同月比で比較すると、新築のマンションは6.2%減と3ヵ月ぶりの減少、アパートは15.9%増と再び増加。中古では、マンションが2.8%減と11ヵ月連続の減少、アパートは2.3%増と13ヵ月ぶりの増加となった。

 賃料帯別成約数で変化が目立ったのは東京23区で、マンション・アパートともに高めの賃料帯の割合が低下。マンションでは、ファミリー・大型ファミリー向けの成約が大幅減となったこと、アパートではシングル向け新築の大幅増と中古の13ヵ月ぶりに回復したことが要因となった。

 1戸当たりの平均成約賃料は、マンションが8万3,100円(同2.1%下落)と再びマイナスに。アパートは6万300円(同0.8%上昇)と、3ヵ月連続のプラスとなった。

 09年1~12月の各月を100とした賃料指数の首都圏平均は、マンションが89.6(前月比0.7ポイント上昇)、アパートが97.6(同0.3ポイント上昇)に。

 1平方メートル当たりの平均賃料は、マンションが2,592円(前年同月比1.2%下落)と3ヵ月ぶりのマイナス。アパートは2,285円(同1.6%上昇)で、再びプラスとなった。賃料指数は、マンションが91.6(前月比0.1ポイント下落)で3ヵ月連続のマイナス、アパートは92.1(同0.7ポイント下落)で再びマイナスとなった。

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