
ジョーンズ ラング ラサール(株)(JLL)は26日、2017年第1四半期の東京プライムリテール市場動向を発表した。
4月竣工の「ギンザシックス」などの大型商業施設が多くの需要を吸収するも、期中需要は堅調に推移。1階賃料については、銀座(中央通り)は坪当たり月額27万5,000円と前期比で横ばいの動き。表参道(表参道沿い)も坪当たり月額21万5,000円と、同じく横ばいに。
堅調な出店需要と限定的な供給を背景に、賃料の上昇基調が継続するとみられているものの、「グローバル プライム リテール クロック」では、東京プライムリテール賃料はピークに近づいており、上昇ペースは減速すると予測。投資市場では、投資利回りの低下余地は限定的で、価格は主に賃料を反映して上昇する見通しを示している。