不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2017/5/12

営利・純利益が過去最高を達成/C21・ジャパン

 (株)センチュリー21・ジャパンは11日、2017年3月期決算の説明会を開催した。

 当期(16年4月1日~17年3月31日)は、営業収益41億5,800万円(前期比8.2%増)、営業利益13億4,500万円(同12.4%増)、経常利益14億1,100万円(同11.7%増)、当期純利益9億4,000万円(同10.4%増)と、営業収益、純利益ともに過去最高。また、3月末の店舗数は921店舗(同21店舗増)となり、過去最高を達成した。

 当期の加盟店取扱高は8,183億円(同750億円増)となり、エリア別に見ると首都圏が5,461億円(同536億円増)、関西圏が1,983億円(同150億円増)、中部圏が511億円(同49億円)、九州圏が226億円(同15億円)と、いずれも増加した。

 売買成約件数が3万1,489件(同1,586件増)と増加したこと、加盟店数の増加等が業績に寄与した。

 次期(18年3月期)については、「成長に向けて足固めの年度」とし、19年度中の1,000店舗体制、税後利益10億円を目標とした。達成のため、(1)フランチャイズシステムの「質」の向上、(2)事業規模(量)の拡大を掲げ、事業を展開していく。

 説明会において、同社代表取締役社長の長田邦裕氏は「既存不動産会社の訪問を強化するほか、広島・仙台エリアには営業所を設置するなど新規加盟店の開拓に注力していく。また、業務のITサポート推進や賃貸系業務支援システム『RETEC』を一部エリアでスタートするなど、加盟店のサポートも強化していく」などと話した。

 業績予想では、既存店の売上増などにより営業収益の増加を見込む一方、主要加盟店との契約終了や店舗開発などの販管費の計上により減益を見込んでおり、営業収益41億6,600万円(同0.2%増)、営業利益12億6,800万円(同5.7%減)、経常利益13億3,500万円(同5.4%減)、当期純利益9億円(同4.3%減)としている。

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