不動産ニュース / 開発・分譲

2017/5/15

さいたま市の区画整理地内初のマンション

ポラス西大宮1
「ルピアコート西大宮」モデルルーム

 ポラスグループの(株)中央住宅は12日、新築分譲マンション「ルピアコート西大宮」(さいたま市西区、総戸数124戸)のメディア向けの見学会を開いた。

 埼玉県都市計画事業大宮西部特定土地区画整理事業地内では初の分譲マンション。JR川越線「西大宮」駅より徒歩6分、敷地面積は4,695.17平方メートル。建物は鉄筋コンクリート造地上7階地下1階建て、延床面積は1万341.42平方メートル。
 さまざまな視点で物件の利便性を高める仕掛けを施した。通常、運転者しか入ることができない機械式駐車場では、ロック付ウェイティングスペース「車の出し入れまもるんスペース」を設け、室内では洗面化粧室に鍵を付けることで子供の事故を防ぐ。また、電動自転車の充電を玄関土間でできるよう、玄関収納内にコンセントを設置している。オリジナルのカウンターキッチン「ピアキッチン」も好評だという。専有面積は61~87平方メートル、間取りも1LDK+S~4LDKと幅広く用意した。価格は2,800万~4,200万円台、坪単価は168万円。

 4月29日を販売開始。これまでに62戸を発売し、34戸が成約済み。来場は120件、歩留まりは29%程度。顧客層はさいたま市西区と北区で約80%を占め、今後、中広域に向けた広告などで販売をアピールしていく。エリア初のマンション分譲となるため、駅から20分程度の戸建て分譲と競合しているという。「駅から信号なしでアクセスできる利便性の高さに人気が集まっている。自分は駅遠の戸建てに住み、地方の親を呼び寄せる近居のニーズも複数ある」(同社)という。

 同社取締役の金児正治氏は会見で「2017年度はマンションの売上高100億円を目指す。そのための仕入れはすでに済んでいる。西大宮、浦和美園、千葉・市川、東京・江戸川の各エリアで戸建て・マンションを複合的に開発していく」などと語った。

 竣工は18年1月末の予定。

ポラス西大宮2
完成予想模型
ピアK
オリジナルの「ピアキッチン」

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土地区画整理事業

市街地を面的に整備するために、土地の区画形質の変更や公共施設の整備を行なう事業の一つで、土地区画整理法に従って実施されるものをいう。 この事業の実施によって、例えば、不整形な土地や袋地が解消され、道路や公園が整備されることとなる。

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