不動産ニュース / 開発・分譲

2017/6/23

三宿で11棟目のコーポラティブH/コプラス

「BOTA三宿」外観

 (株)コプラスは、同社がコーディネイト・全体設計を手掛けたコーポラティブハウス「BOTA三宿」(東京都世田谷区、総戸数10戸)を竣工。22日に報道陣等に向けて公開した。

 敷地面積372.96平方メートル、延床面積814.32平方メートル、鉄筋コンクリート造地上3階地下1階建て。東急田園都市線「池尻大橋」駅徒歩12分に立地。元は世田谷区の保有土地。限られた土地を有効に活用するため、長屋形式を採用した同社プランが同区に選定された。15年12月に建設組合を結成し、事業をスタートした。

 外観は、アクセントを付けるため、バルコニーと道路沿いに多肉植物を中心とした植栽を実施。上階部分も自動給水システムを搭載しているため、居住者の管理は不要。専有部は、コーポラティブハウスならではの自由設計で仕上げており、壁式構造にすることで、空間を活用しやすいに配慮。居住者の選択により、玄関ドアも全住戸異なる仕上がりとなった。地下室は、室内に2ヵ所、1階から吹き抜ける通風口を設けることで、風の通り道をつくった。2階・3階の住戸は、部屋入口までのらせん階段を室内に設けることで、空間の縦の広がりや階段室空間の吹き抜けが生じ、よりバリエーション豊かな内装プランを可能としている。

 専有面積は64.54~93.17平方メートル。参考価格は4,960万円~7,370万円。坪当たりは、スケルトン状態で255~260万円、標準内装を付加して平均305万円。内装代は平均で1,500万円。そのうちオプションはいずれの購入者も500万円以上はかけており、700~800万円が中心となった。購入者は30歳代後半~40歳代前半のDINKS、ファミリー世帯。同エリアに愛着があり、デザインを好む人が集まったという。引き渡しは6月末。

 同社でのコーポラティブハウスとしては11棟目。そのほかのコーポラティブハウスは、奥沢、緑が丘、代々木で進行しているほか、大森の物件では現在組合員を募集をしている。

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コーポラティブハウス

土地・建築物を共有し、居住することを前提に、入居予定者が事前に組合を結成、その組合員による協同建設方式で造られた住宅のこと。土地の入手から建物の設計・建設・管理等における諸問題をその組合で対処していく。

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