不動産ニュース / 開発・分譲

2017/7/19

高級旅館「ふふ」の事業拡大/ヒューリック

「高級旅館『ふふ』シリーズの規模を拡大していく」と述べる
ヒューリック常務執行役員の高橋則孝氏

 ヒューリック(株)は19日、国内リゾート地事業の規模拡大について、ホテル・公共リゾート・スパ等の運営・プロデュースを行なうカトーレジャーグループ(東京都渋谷区、代表取締役兼CEO加藤友康氏)と、報道陣向け合同説明会を開催した。

 両社は日本全国で展開するスモールラグジュアリーリゾートの新展開として、2020年までに高級旅館「ふふ」シリーズを新たに6つ展開すると発表。「ふふ」は、ヒューリックが物件を所有、両社の合弁会社である(株)HKリゾートマネジメントが運営を行なう。

 「休息」、「やすらぎ」がテーマ。客室数は20~30部屋を基本とし、宿泊費は8万~10万円超を予定。河口湖、箱根、日光など都心から1時間半~2時間以内で行けるリゾート地などに、既存施設を含めて10件程度の展開を計画している。これまで、インバウンドの需要の中でも富裕層が宿泊するホテルが少なかったことから、その受け皿を目指す。

 都心のオフィスビルを中心に事業展開するヒューリックでは、将来の労働人口減少によるオフィス需要の減少や、高齢者人口・訪日外国人の増加を見据え、高級旅館事業に取り組むことで事業領域の拡大と資産の多様化を図る。

 ヒューリック常務執行役員の高橋則孝氏は「当社のコアビジネスはオフィス事業だが、時代のニーズに即した成長分野として『高齢者、観光、環境』の3Kに取り組んでいる。観光ビジネスは今後事業の柱の一つになるだろう。開発投資額は200億~300億円規模の大型プロジェクトとなる」などと述べた。

「日光ふふ」完成イメージ

記事のキーワード 一覧

この記事の用語

リゾート

行楽地。一般に、余暇活動として訪問し、または滞在する場所をいう。

続きはR.E.wordsへ

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2024年5月号
住宅確保要配慮者を支援しつつオーナーにも配慮するには?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2024/4/5

「月刊不動産流通2024年5月号」発売開始!

月刊不動産流通2024年5月号」の発売を開始しました。

さまざまな事情を抱える人々が、安定的な生活を送るために、不動産事業者ができることとはなんでしょうか?今回の特集「『賃貸仲介・管理業の未来』Part 7 住宅弱者を支える 」では、部屋探しのみならず、日々の暮らしの支援まで取り組む事業者を紹介します。