不動産ニュース / 開発・分譲

2017/7/20

物流施設開発を加速。総投資額4,000億円に

「MFLP船橋II」で進めるまちづくり型の開発では、
地域の人にも開放する2万平方メートルの広大な緑地も
併せて整備する計画

 三井不動産(株)は20日、ロジスティクス事業の今後の展開について会見した。

 2012年8月、ロジスティクス事業をスタート。16年8月には三井不動産ロジスティクスパーク投資法人を上場させるなど事業を拡大してきた。

 会見では「三井不動産ロジスティクスパークつくば」(以下、三井不動産ロジスティクスパーク=MFLP、茨城県つくばみらい市)、「MFLP川口I」(埼玉県川口市)、「MFLP船橋II」(千葉県船橋市)、「MFLP羽田」(東京都大田区)、「MFLP川崎I」(川崎市川崎区)、「MFLP大阪I」(大阪市淀川区)の開発を新たに発表。これにより、同社が開発・運営する施設は稼働中15棟、開発中物件13棟を含め28棟、総延床面積は約240万平方メートルとなる。

 同社常務執行役員ロジスティクス本部長の三木孝行氏は、「事業に参入した頃は、物流施設といえば嫌悪施設に捉える人も多かった。そこで就労者確保につなげるためにも、少しでも快適に働ける環境の提供、そして地域に貢献できる施設開発に取り組んできた」と説明。カフェテリアやパウダールームの設置、近隣の人にも利用してもらえる緑地エリアや認証保育園の整備などの実績を紹介した。こうした施設が、テナント企業や周辺住民に大変喜ばれているとした。

 また同社は、物流ICTによる自動化ソリューションへの取り組みにも着手。9月に「MFLP船橋I」(千葉県船橋市)内に、物流ICT機器に特化したショールームである「MFLP ICT LABO」を開設し、物流の効率化や作業の自動化にテナント企業と共に取り組む考えについても明らかにした。三木氏は、「今後はこうした先進物流機器を用意した状態で賃貸し、月々の賃料で解消するような形も用意したい」と語った。

 今後は、まちづくり型のロジスティクス開発に力を入れる考えで、「MFLP船橋II」では2万平方メートルの広大な緑地スペースを合わせて開発・提供する計画。また「MFLP羽田」ではANAホールディングスと共にANAのパイロットや乗務員の訓練センターも開発し、緑道や歩行者空間の整備も進めていく。

 なお、28物件の投資規模は約4,000億円に達する。今後は年間で約400億円を投資し、平均4物件の開発を進めていく考えを明らかにし、また東南アジアでの開発も視野に入れ検討を進めていることについても明らかにした。

「MFLP船橋I」内にオー分予定の物流ICT特化ショールーム
「MFLP ICT LABO」のイメージ図
「今後も年平均400億円をかけて平均4物件ずつ開発を進めていく予定」
と語る常務執行役員ロジスティクス本部長の三木孝行氏

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