東急リバブル(株)は25日、同社のリノベーションブランド「Lideas(リディアス)」の物流ルートを統一させ、販売戸数の倍増を目指すと発表した。
「Lideas」は、同社独自の安心基準を満たしたリノベーション物件。2016年7月より展開し、昨年度は約100戸を販売した。既存住宅流通市場の活性化を背景に拡大を続けているが、品質を確保しつつ、大量生産するためには、工事の効率化が課題となっていた。
そこで、従前は工事業者が複数の取引問屋を通じて、複数のルートから資材や設備の調達・配送を行なってきたところ、資材調達の物流ルートを統一し、効率化とコスト削減を図ることとした。
埼玉県八潮市の倉庫に建築資材の在庫確保をすることにより、工事現場の納期短縮と、オリジナル建材の大量生産による製造コストの削減が見込める。また、建築資材および設備機器の調達から室内の搬入を一元管理することで、工事業者の人的コスト削減にも寄与する。
この取り組みにより、今年度の販売戸数目標を200戸超とし、今後も拡大を図っていく考え。