東急不動産(株)は31日、「TOREIT四半期報告」(2017年7月)を発表した。JREIT上場全投資法人の開示情報をデータベース化し、四半期ごとに調査・分析しているもの。
17年6月末時点の投資法人数は58投資法人(前期末比増減なし)となった。JREIT資産規模は、物件数3,574物件(同35件増)。総資産額は、取得金額ベースで16兆2,081億円(同2,179億円増)とJREIT創設以来初めて16兆円を突破、鑑定評価ベースで17兆7,072億円(同2,860億円増)となり、いずれも過去最大となった。
期中の取得物件数は54件(同18件減)、取得金額は2,484億円(同2,222億円減)。売却物件数は18件(同4件減)、売却金額は671億円(同13億円減)。取得時鑑定キャップレートは、平均4.8%(同0.2ポイント上昇)だった。
運用時NOI利回りは平均5.0%(同変化なし)と、過去最低水準を維持した。