不動産ニュース / 開発・分譲

2017/9/4

「東京ミッドタウン日比谷」18年3月にオープン

「東京ミッドタウン日比谷」
完成予想パース

 三井不動産(株)は4日、開発を進めてきた「(仮称)新日比谷プロジェクト」(東京都千代田区)の名称を「東京ミッドタウン日比谷」に決めた。

 千代田区有楽町に所在していた「三信ビルディング」「日比谷三井ビルディング」跡地の再開発。地上35階地下4階建て、延床面積約18万9,000平方メートルのオフィス・商業などの複合ビルを建設する。「東京ミッドタウン」とは、同社が都心部で手掛ける複合まちづくりのブランド名で、東京都港区赤坂の「東京ミッドタウン」に続き今回が2物件目となる。

 オフィスフロアは9・10階のロビー階から11~34階に位置。先進的な機能やフレキシブルなワークスタイルを実現すると共に、6階にはベンチャーや大企業など多種多様な人材が集結する「(仮称)日比谷ビジネス連携拠点」を開設。コミュニティ形成やビジネス支援・新産業創出を進める。9階には、「(仮称)スカイガーデン」を設け、リフレッシュ場所や屋外ワークプレイスに活用できる空間を創出する。

 防災・BCP対策にも力を入れ、新世代制震装置の導入や帰宅困難者受け入れ機能を確保すると共に、中圧ガス管で発電できるガスコージェネレーションシステムも導入する。

 地上7階から地下1階までが商業フロアで、日本初出店5店舗、商業施設初出店14店舗など、計60店舗を出店。4~5階にはTOHOシネマズ日比谷が入り、隣接する東京宝塚ビル内の2スクリーンと一体運営することで、都内最大級のシネマコンプレックスが誕生する。

 6階には日比谷公園を一望できる緑豊かな空中庭園を設置すると共に、1階には日比谷エリアの賑わいの中心となる広場空間も創出する。2018年2月1日の竣工、3月29日グランドオープンの予定。

6階に開設する空中庭園
「(仮称)日比谷テラス」

この記事の用語

事業継続計画(BCP)

事業組織が脅威にさらされた場合に、その影響を予防・軽減し、事態の回復を図るための計画をいう。 危機管理手法の一つで、BCP(Business Continuity Planning)と略称される。

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