不動産ニュース / 調査・統計データ

2017/9/20

賃貸住宅探し、8割以上が1ヵ月未満で契約

 (株)リクルート住まいカンパニーは15日、「2016年度 賃貸契約者に見る部屋探しの実態調査(首都圏版)」結果を発表した。1都3県(東京都、千葉県、埼玉県、神奈川県)で、16年4月1日~17年3月31日、賃貸住宅へ入居した18歳以上の男女が対象。有効回答数は682。

 部屋探し開始から契約までの期間は、平均18.7日(14年22.8日、15年22.1日)と、ここ3年で最短に。8割以上の人が「1日」~「30日(1ヵ月)未満」で契約していることが分かった。

 部屋探しのために訪問した不動産会社店舗数は、平均1.6店舗に。「0店舗(訪問していない)」は9.9%。「1店舗」は48.6%で、「0~1店舗」の合計は6割弱となった。

 「駅からの距離」に対して、「間取り」「内装」等の優先度合いについて聞いたところ、「間取り」「設備」「内装」は優先度が高く、「耐震性」「外装」「遮音性」「断熱・省エネ性」は低い傾向が見られた。

 次に引っ越すときに欲しい設備については、1位「エアコン付き」95.3%、2位「都市ガス」86.2%、3位「TVモニター付きインターフォン」82.8%と続いた。昨年よりも特にポイントを上げたものは、「Wi-Fi」(10.2ポイント増)、「浴室乾燥機」(9.7ポイント増)、「宅配BOX」(9.3ポイント増)など。

 物件選びの際に魅力を感じる付帯サービスは、「家賃ポイントシステム」(64.2%)が最多に。ほか、「エアコンの定期清掃サービス」、「24時間カスタマーセンター」「クレジットカード決済サービス」の魅力度も6割以上となった。

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