三井ホーム(株)は11日、地元の県産材を使った医療施設「みらいこどもクリニック」(熊本県熊本市)が上棟したことを明らかにした。
同社が施工する医療施設では初めて地元の県産材を使用。熊本県は地元県産材利用に向けた環境整備が進んでおり、同社でも17年度に同県内で施工する戸建ての7割に県産材を使用する。今回は、ツーバイフォー工法の主要構造材であるスタッド(壁部分を構成する縦枠材)の全量を県産材とした。
建物外観は曲線を効果的に取り入れた英国風デザイン。災害時には地域の防災拠点にもなるよう、同社独自の制振システムも導入している。
敷地面積782.59平方メートル、建物は地上2階建て、延床面積は403.72平方メートルの省令準耐火建築物。完成は11月の予定。