不動産ニュース / 開発・分譲

2017/11/20

三井不、武蔵小山駅前で41階建てタワマン

「パークシティ武蔵小山ザ タワー」完成予想図

 三井不動産(株)は、旭化成不動産レジデンス(株)と共同で開発中の大規模タワーマンション「パークシティ武蔵小山ザ タワー」(東京都品川区、総戸数598戸)の第1期(204戸)を、23日から販売する。

 同物件は、東急目黒線「武蔵小山」駅徒歩1分に立地する、地上41階建ての免震タワーマンション。0.7haの開発地は、木造低層住宅や店舗兼住宅などが密集していたエリアで、2004年に地権者による勉強会が発足。14年5月「武蔵小山パルム駅前地区市街地再開発組合」が発足。両社が事業協力者として参画した。

 再開発では、同物件と低層棟(商業施設)が建設され、地権者含め40以上の店舗が誘致される。また、駅前広場と一体化した広場が設けられ、ゲートツリーをはじめとした緑化をふんだんに行なう。低層棟の上層部には、地権者用住戸(30戸)が設けられる。20年4月竣工予定。

 タワーマンションは、光井純アンドアソシエーツ建築設計事務所(株)代表取締役の光井 純氏がデザイン監修。アースカラーをベースに、水平を基調としたデザインとした。スケールメリットを生かし、ガーデンラウンジや屋上テラスをはじめ、スカイテラス、パーティルーム、キッズルーム、ゲストスイートなど共用部も充実させた。

 住戸は、地権者住戸121戸、事業協力者住戸16戸などを除いた491戸を販売。1LDK~3LDK、専有面積37~122平方メートル。1期は専有面積47~122平方メートル。販売価格は6,750万~2億6,390万円。最多価格帯は9,300万円台。坪単価470万円。17年4月のホームページ開設から9,000件以上の資料請求を受け、モデルルーム来場は1,700組を超えている。来場者層は、DINKS、ファミリー、プレファミリー中心。品川区2割、目黒区1割で地元比率が4割弱と広域集客傾向が強いのが特長。販売スケジュールがほぼ同じ三井不動産の「ザ・タワー北仲」(横浜市中区)など、駅前好立地のランドマーク物件との広域競合が目立つという。

モデルルーム。階高3,250mm以上、天井高2,600mm以上を確保している

この記事の用語

市街地再開発事業

都市計画で定められた市街地開発事業の一つで、市街地の合理的で高度な利用と都市機能の更新を目的として実施される事業をいう。既成市街地において、細分化されていた敷地の統合・共同化、共同建築物の建設、公共施設の整備などを行なうことにより、都市空間の高度な利用を実現する役割を担う。

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