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2017/12/4

ホームステージャー3,000名目指す

交流会には130名が参加

 (一社)日本ホームステージング協会は1日、東京国際フォーラム(東京都千代田区)で3回目となるホームステージャー交流会を開催、ホームステージャーや法人会員関係者など130名が参加した。

 交流会では、2017年1年間の活動報告と今後の活動が説明された。同協会が講座受講者に対して認定している「ホームステージャー」は、講座の開催数と開催場所を増やしたことで、2級認定者が1,759名(16年:668名)、1級87名(同:53名)と急増。法人会員も12社から20社へ増加した。認定講座は、東京・大阪に加え、名古屋、福岡、札幌などでも開催していく。

 また、ホームステージングに関するデータの蓄積を目的とした「ホームステージング実態調査(ホームステージング白書)」を初めて実施。18年も実施するとしたほか、年2回の会報発行、写真の撮り方やインテリアコーディネイトなどをテーマにしたセミナーの開催、大阪での交流会などを通じ、ホームステージングの認知度を向上させ、会員の業務を支援していく。

 交流会で挨拶した同協会代表理事の杉之原冨士子氏は「われわれは、17年を“ホームステージング元年”と位置付けたが、その通り1,000名を超えるホームステージャーを認定することができた。社会に求められるスキル、不動産実務に必要なスキルと認められた。海外からの受講要望もあった。ホームステージングは不動産賃貸や売買に役立つというだけではなく、住む人の暮らしの価値を上げるという効果も大きい。18年には累計2,500~3,000名のホームステージャーを輩出したい」と抱負を述べた。

 交流会では、「第2回ホームステージコンテスト」の最終選考結果の発表と表彰式も行なわれた。応募総数25点の中から、グランプリは(株)中央住宅の前田大樹氏が受賞した。

ホームステージングコンテスト受賞者。写真中央が、グランプリを受賞した前田大樹氏

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ホームステージング

売却予定の建物の円滑な売却に資するべく、部屋にインテリア等を配置するなどしてその物件に魅力を付加するサービスをいう。英語のHome staging。ホームステージングに使われるインテリアは、家具、照明器具、カーテン、小物類が中心で、主要なスペースに限って配置する場合もある。

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