旭化成不動産レジデンス(株)は11日、事業用の区分所有建物を等価交換方式で建て替え、再生後の区分所有建物の床の一部を自社で保有・賃貸する事業を開始したと発表。
同社では、これまで地権者の意見をまとめ合意形成を図り、マンション建て替えを実現させる事業を積極的に推進。マンション建て替えでは、保留床を主に分譲マンションとして販売してきた。
近年、テナントの空きが目立つビルの1棟所有オーナーからの相談や、区分所有により権利関係が複雑で再生が進まないビルの相談も増えてきたことから、住宅に限らず商業ビルやオフィスビルの再生に係るコンサルティングについても、強化・拡大していく。
今回建て替えを行なうのは、小田急町田線、JR横浜線「町田」駅徒歩2分、築36年の商業ビル。従前は4階建てだったが、8階建てに建て替える。19年7月のオープン予定。