(株)リクルート住まいカンパニーは12日、「2018年トレンド予測 住まい領域」を発表した。
18年のトレンドキーワードは、「育住近接」。保育園や学童保育施設などをマンションや団地内に設置するという住まい方。「職住近接」といわれる都心志向や駅近が高まっていたが、保育園不足などの課題を受け、今後は「育住近接」にニーズが移っていくと予測した。
その根拠として、同社が17年11月10~14日に行なった調査において、子育て世代の約35%が「保育園・学童が併設されているマンションなら駅から離れても妥協できる」と回答したことや、17年10月に国土交通省が地方公共団体宛てに、保育園不足が見込まれるエリアへの大規模マンション建設の際は開発事業者に保育施設設置を要請するよう通知したことを挙げている。