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2017/12/15

17年最優秀リノベ作品は築60年の1棟再生ビル

「リノベーション・オブ・ザ・イヤー2017」の受賞者

 (一社)リノベーション住宅推進協議会は14日、「リノベーション・オブ・ザ・イヤー2017」の総合グランプリを発表。授賞式および講評会を開催した。

 リノベーションの楽しさ・魅力・可能性の訴求を目的に、900社超の同協議会加盟企業の施工事例の中から、その1年を代表するリノベーション作品を選出するもの。今回で5回目。
 マンションおよび戸建ての1住戸に対する施工費用帯別(「500万円未満」「500万円以上1,000万円未満」「1,000万円以上」「無差別級(1棟もの、オフィス・店舗、コミュニティデザイン等、1住戸に対する工事費用別の枠に当てはまらないものが対象)」)で募集。総合グランプリ等を選出する。

 17年の選考対象物件は2016年4月1日~17年9月30日に竣工した物件。7月21日~9月30日にエントリー作品を募集し、155作品がエントリー。10月2日~11月1日にSNS等を活用した一般投票(一次選考)を実施し、最終選考に進む53作品を選出した。参加企業数は54。

 総合グランプリには、(株)アートアンドクラフト(大阪市西区、代表者:中谷ノボル氏)の「扇状のモダニズム建築、桜川のランドマークへ」(無差別級部門)を選出した。同作品は、1958年築の住宅、事務所、店舗の複合ビルを1棟リノベーションしたもの。鉄骨鉄筋コンクリート造地上4階建て。述床面積1,128.57平方メートル、施工面積999.99平方メートル。施工費は約1億2,550万円。
 「価値あるもの、建物への思いを残すということが、リノベーションの王道だということに改めて気づかされた」「さまざまな技術・工夫を投入することで、皆が残したいと思える建物の保存を実現している」などの評価が聞かれた。

 講評会では、審査員から「ストーリー性やメッセージ性、社会性のある作品が増えてきた」「施主のよる理想のライフスタイル実現への追求が強くなっており、それに応えていることがわかる」などの声があがった。

 同会理事長の山本卓也氏は「新しい住宅提案はもちろん、住宅に限らないまちを変えていこうというパワーを感じる作品が増えた。当団体自体も住宅だけでなく、すべてのリノベーション案件を対象とする団体へと変革していくことを検討していきたい」と述べた。

総合グランプリをとった築約60年のリノベビル

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