不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2018/1/15

リノベM、地方圏の事業展開加速/インテリックス

 (株)インテリックスは15日、2018年5月期第2四半期決算(連結)の決算発表会を開催した。

 当期(17年6月1日~11月30日)は、連結売上高222億1,800万円(前年同期比17.7%増)、営業利益6億8,200万円(同53.2%増)、経常利益5億1,700万円(同132.1%増)、当期純利益3億3,100万円(同147.0%減)。

 セグメント別では、中古マンション再生流通事業は、リノヴェックスマンションの販売件数が789件(同12.6%増)、平均販売価格が2,394万円(同0.1%減)となり、物件販売の売上高が188億9,200万円(同12.4%増)。また、マンションによる賃貸収入売上が8,800万円(同6.9%減)、その他収入売上が2,400万円(同63.5%減)となった。その結果、同事業全体の売上高は190億600万円(同12.0%増)となり、営業利益は、6億29百万円(同31.2%増)だった。

 その他不動産事業は、不動産小口化商品「アセットシェアリング渋谷青山」の販売等が寄与し、売上高32億1,200万円(同68.0%増)、営業利益は3億300万円(同39.2%増)を計上した。

 今期は、リノヴェックスマンション事業の収益拡大、アセットシェアリング事業等の不動産ソリューション分野の事業確立などを重点項目として進めている。
 リノヴェックスマンション事業では、地方主要都市での展開を加速。通期では、同エリアでの販売件数について前期比25%増を見込むなど、同事業全体の売上高369億円(同7.4%増)を計上する予定。
 アセットシェアリング事業は、今日発売した「アセットシェアリング北千住駅前」(新築ホテル、2月竣工、3月開業予定)のほか、新たに京都等で複数物件を取得。京町家を宿泊施設に再生した案件を組み入れる予定。通期では前期比倍増の売上28億円を計上する予定で、収益の柱へと成長させていく方針。
 その結果、通期の売上高は468億7,500万円、営業利益は19億300万円、経常利益は14億3,200万円、当期純利益は9億8,900万円を見込んでいる。

 同社代表取締役社長の山本卓也氏は「リノヴェックスマンションは、首都圏については、仲介会社自らが買取再販を始めるなど、仲介会社からの物件取得が難しい。リースバック事業等を通じて、個人や金融機関、士業の専門家などからなど、別の仕入れルートを確保する。地方都市では競合他社も少なく、数は少なくても安定的な収入が見込める。今後は、首都圏と地方、5対5の割合で展開していきたい」などと述べた。

この記事の用語

リースバック

不動産を売却し、その買い主から当該不動産を賃借する方法。英語のLeaseback。

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