JLLは5日、2017年第4四半期末時点の大阪Aグレードオフィス空室率および賃料を発表した。
空室率は1.9%(前期比0.7ポイント低下)と、4四半期連続で低下。1%台への低下は2008年以来初めて。中之島や御堂筋を含むサブマーケットで大規模な空室消化が行なわれたことによる。前年同期比では2.0ポイント低下している。
賃料は、月額坪当たり1万8,799円(同3.0%上昇)。上昇ペースは2四半期ぶりに加速した。また、17年の上昇率(前年比)は7.6%、前年の6.8%から加速し、4年連続の上昇となった。
18年は「賃貸市場では需要が堅調となる中、新規供給は過去10年平均比47%程度にとどまることから、空室率は引続き2%を下回る水準で推移。賃料上昇の基調を下支えする見通し」とみている。