三菱地所(株)と丸の内熱供給(株)、ブルーイノベーション(株)、(株)Liberawareの4社は6日、自律飛行ドローンによる施設点検の実験を行なった。
実験は、「丸の内オアゾ」(東京都千代田区)周辺の地下に所在する、地域の空調用エネルギーを供給する熱プラント間を結ぶ熱供給用洞道で実施。通路幅約60cmという狭い空間をドローンが自律飛行しながら動画を撮影した。
一般的なドローンは屋外飛行を想定し、GPSを使った位置制御技術が用いられている。今回はGPSの届かない地下空間の中でドローンが自らの位置を確認し、自律飛行する点で、技術的な難易度の高い実験だった。
同社では今後、丸の内エリアにおけるスタートアップ企業が活躍する場の創出を加速すると共に、先進技術を用いた実証実験を積極的に仕掛けていき、エリアの機能向上を図っていく。