不動産ニュース / 開発・分譲

2018/3/15

神戸で「旧ファミリアホール」復元のタワマン

「ザ・パークハウス 神戸タワー」外観パース

 三菱地所レジデンス(株)、JR西日本不動産開発(株)、三菱倉庫(株)、安田不動産(株)は17日、「ザ・パークハウス 神戸タワー」(神戸市中央区、総戸数352戸)のモデルルームをグランドオープンする。

 JR東海道本線「神戸」駅徒歩5分、神戸高速線東西線「西元町」駅徒歩2分など7駅の利用が可能。敷地面積約3,051平方メートル、鉄筋コンクリート造一部鉄骨造地上33階地下1階建て。延床面積約3万9,520平方メートル。

 開発地は、1900年に建てられた「旧三菱合資会社神戸支店」(のちのファミリアホール)の跡地。旧ファミリアホールは、神戸市都市景観条例に基づく「景観形成重要建築物等」に指定されており、同プロジェクトは、これを復元・保存する超高層制震タワーマンションとなる。

 同建物の一部を保存し、新築時に基壇部に旧建物の外壁を復元。手作業により5,327点に及ぶ部材を保管し、新築時に組み直す「生け捕り」という手法を用いる。また、1919年により「三菱銀行神戸支店」として利用されていた時代の金庫扉や半円アーチをエントランスホールに用いるなど、内装においてもクラシカルな空間を創出する。

 また、同規模の一般的なビルと比較して地震力を3分の1程度に低減する制震構造「デュアル・フレーム・システム」を採用し、停電時でも非常用エレベーターの稼動ができるように、屋上階に非常用発電機を設置するなど、防災性を追及した。

 共用施設には、港町・神戸の眺望を楽しめるスカイラウンジや2タイプのゲストルーム、ゴルフレンジなど、多彩な共用施設を採用している。

 住戸は、1LDK~3LDK(専有面積約42~155平方メートル)、全46タイプを設定。販売開始は2018年4月上旬。販売戸数・価格は未定。17年6月の物件ホームページ開設以降、約2,700件の問い合わせを得ている。また、18年1月のモデルルーム事前案内会開始以降、約500組が来場している。

エントランスホールはクラシカルな内装に

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