不動産ニュース / 開発・分譲

2018/4/4

「函館」駅前に複合商業施設を開発

ロイヤル
「ロイヤルパークスER函館駅前」の外観完成予想図

 大和ハウス工業(株)は4日、複合商業施設「ロイヤルパークスER函館駅前」(北海道函館市)の概要を発表した。

 北海道函館市による「函館駅前市有地等整備事業」の公募型プロポーザル方式の事業提案に応募し、2016年9月に事業者として選定。3月15日には函館市および北海道旅客鉄道(株)と50年間の事業用定期借地権設定契約を締結した。

 同施設は、ホテル棟と店舗棟、カフェ棟からなる3棟構成。全体敷地面積は9,887.51平方メートル。

 ホテルは鉄筋コンクリート造地上11階建て・延床面積1万1,175.09平方メートル。客室数261室、うち3室をサービスアパートメントとして、インバウンド需要を中心とした長期滞在型観光にも対応していく。客室面積は16.38~159.35平方メートル、サービスアパートメントは49.88平方メートル。

 店舗棟は鉄骨造地上2階建て・延床面積2,113.98平方メートル。北海道や函館を代表する飲食店や物販店16店舗を誘致する。カフェ棟は木造地上2階建て・延床面積279.29平方メートル。店内に貸衣装店の出店を予定している。

 また、災害時の防災医療拠点となるように整備。施設内の避難スペースや医療品、備蓄した物資を提供できる。陸路が遮断した場合もホテル棟屋上の緊急救助用ホバリングスペースを使って物資搬入などが可能となる。

 外観デザインは和と洋・クラシックとモダンを組み合わせた函館の華やかな歴史やまち並みと調和させる。敷地中央にはシンボルツリーのある交流広場を設け、「函館」駅前広場とも連携したイベント等も計画している。

 竣工は19年10月、開業は同年12月の予定。

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事業用定期借地権(事業用借地権)

定期借地権の一つで、専ら事業の用に供する建物の所有を目的とするものをいう。当初、契約期間が10年以上20年以下とされていたが、借地借家法の改正により、2008年1月1日以降は、10年以上50年未満に改められた。

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