不動産ニュース / ハウジング

2018/5/18

分譲戸建にオリジナル宅配ボックス/ポラスG

「自動録画機能付き宅配ボックス」(ホワイト)

 ポラスグループは、宅配ボックスメーカー((株)ナスタ)、インターホンメーカー(アイホン(株))、電設資材商社(因幡電機産業(株))と共同で、戸建住宅では初となる「自動録画機能付き宅配ボックス」を開発した。

 宅配ボックスがマンションでは採用率は高いものの、戸建住宅では普及していないため、オリジナル商品の開発に取り組んだ。分譲住宅に標準搭載することで、他社との差別化アイテムにしていく考え。

 ポストと宅配ボックス一体型の門柱ユニットで、自動録画機能付きインターホンと連動している点が特徴。宅配ボックスの扉が開くと、インターホン親機で宅内に知らせる。扉を開けた人物を自動で録画するため、配送後の盗難や不審者による不用な開閉などのトラブル抑止にもつながり、防犯カメラの役割も果たす。子供の世話などで手が離せず、受け取りができない際にも、後で荷物を取りに行くことができ、受け取りのストレスからも解放される。

 また、集荷についても、ヤマト運輸(株)限定で利用が可能。宅配ボックスの暗証番号を専用のアプリに登録すると、業者が集荷する。宅内のインターホン親機(SDカード挿入の場合)には、10秒1,000件まで録画することができる(撮影画像はタテ105度、横170度)。カラーバリエーションは4種。価格は17万9,000円(税抜き)。

 同商品は、グループの中央グリーン開発(株)の分譲住宅「ママトコ三郷中央」(埼玉県三郷市、全37棟)に初めて導入した。つくばエクスプレス「三郷中央」駅より徒歩12分に立地。3期は土地面積120.07~132.33平方メートル。販売価格帯3,880万~4,480万円。完成は2018年10月下旬、入居は同年11月中旬の予定。現在「ママトコ三郷中央」を含めて176棟の分譲戸建住宅に標準搭載することが決定。注文住宅やリフォームについても採用し、デザインや機能など、今後も現場の声をフィードバックして改善していく方針。

宅内のインターホン親機。宅配ボックスを開けた人物を自動で録画する

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宅配ボックス・宅配ロッカー

不在時に荷物などを受け取るための設備。配達人がロッカーに荷物を入れると鍵がかかり、荷宛人は暗証番号や認証カードを用いて受け取る。宅配ボックスは、一般に、マンションの共用部分に設置されている。

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