東急グループは24日、渋谷駅周辺再開発プロジェクトの進捗状況を公表。「渋谷ストリーム」の開業日を9月13日に決定。同時に「渋谷代官山Rプロジェクト」の名称を発表した。
いずれも渋谷駅から代官山エリア結ぶ渋谷川沿いに立地。官民連携で行なう渋谷川の再生に寄与するとともに、渋谷駅南側のまちのにぎわいを創出し、代官山エリアまで続く新しい人の流れの創造を目指す計画。
「渋谷ストリーム」は、ショップ、オフィス、ホテル等からなる複合施設。延床面積約11万6,000平方メートル、地上35階地下4階建て。
1~3階は日本初上陸1店舗、新業態13店舗を含む計30店舗からなる商業施設。4階は、コンサートや企業の新商品プレゼンテーション等で使用できるホールなど。4・9~13階に(株)東急ホテルズの運営する「渋谷ストリームエクセルホテル東急」(総客室数177室)を開業。6月1日より予約を開始する。14~35階は、総賃貸可能面積約4万6,280平方メートルのオフィス。すべての区画に、グーグル合同会社の本社機能の入居が決まっている。
「渋谷代官山Rプロジェクト」は、東横線の地下化に伴ってできた線路跡地に、延床面積1,282平方メートル・地上3階建ての保育所(A棟)と、ホテル・オフィス・店舗で構成する延床面積4,370平方メートル・地上7階建てのB棟を建設する計画。施設名称は「渋谷ブリッジ(SHIBUYA BRIDGE)」に決定した。多世代・異文化間および、渋谷と代官山をつなぐ「橋渡し」の場となるようにという希望を込めた。
保育所は、保育所型認定こども園「渋谷しぜんの国こども園 small alley」(定員114人)、ホテルは(株)THINK GREEN PRODUCEの運営する「MUSTARD HOTEL」の出店が決まっている。
工事は、A棟、B棟ともに8割の進捗。18年秋に開業する予定。