(公財)不動産流通推進センターはこのほど、「第1回 宅建マイスター・フェロー会議」を開催した。
宅建マイスターは、宅地建物取引業のエキスパートとして、宅建士取得後に目指す資格として、2014年にスタート。5月末時点で457人を認定している。
宅建マイスター・フェローは、宅建マイスター認定から3年以上が経過し、その間同センターが設定する勉強会の参加や課題の提出などにより一定数のポイントを取得した人に、提示テーマの論文・レポートを提出してもらった上で審査し認定している。業界の地位向上など大きな視点をもち、常に顧客満足の追求を実践。高いマインドと能力を持って業務推進し、業界にとって有用有益な意見を述べているかどうかなどで判断している。
18年2月に、リジュネビルド(株)代表取締役の妹尾和江氏、東急リバブル(株)ソリューション事業本部審査部長の橋本明浩氏、(株)上中野不動産代表取締役の大橋禎弘氏、東京ベストホーム(株)代表取締役の都築 潔氏、いわて不動産(株)代表取締役の田向定雄氏の5人を選出しており、今回初となる会議を開催。会議ではフェローから日頃、宅建業で気を付けている点(徹底した調査手法や高齢者対応、不動産M&Aなど)について紹介があったほか、センターからは宅建マイスターにかかるインスペクションおよび建物エバリュエーション(既存建物の性能のプラス面を見い出し評価・活用することに関する知識・見識・経験値を積んでいく能力およびその開発)についての解説があった。