不動産ニュース / 団体・グループ

2018/6/26

賃貸管理業団体との提携で認知度向上へ

 不動産鑑定士が中心となって発足した、NPO法人日本不動産カウンセラー協会は25日、霞山会館(東京都千代田区)で第13回通常総会を開き、2018年度の事業計画等を承認した。

 昨年度に引き続き、(1)不動産カウンセラーのビジネスビジョン・戦略の明確化、(2)産業界・経済界をはじめとした認知度アップ、(3)新規会員の増員を重点項目として取り組む。同会独自資格である「不動産カウンセラー」「不動産戦略アドバイザー」の認知度向上のほか、会員間の連携を深めカウンセリング業務の拡充を図る。

 具体的には、金融機関関係の団体との連携を進め、再開発事業等で協働できる体制を築くほか、パークマネジメント(都市公園の整備・管理)に関する事業機会や、賃貸住宅管理会社の全国団体との研修提携等を検討し、事業機会創出や認知度向上に取り組む。また、企業への出前講座等を実施し、法人会員の拡充を行なうほか、不動産カウンセラーの資格認定の見直しなどで不動産分野に限らないネットワークづくりも検討し、会員増につなげていくとした。

 総会後には公開講演会を開催。「EC(電子商取引)化の進展による商業不動産の価値変容」をテーマに名古屋市立大学研究員の池澤威郎氏が講演。EC化が進む物販は、出店スペースの減少が進んでおり、開発や運営者は用途等を多様化する、賃料以外の収入源を増やすなどの工夫が求められているとした。

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2024/5/1

「海外トピックス」を更新しました。

サントスの「動く博物館」と中心街の再活性化【ブラジル】」を更新しました。

ブラジル・サンパウロ州のサントスでは、旧市街地2.8キロをめぐる「動く博物館」が人気となっている。1971年には一度廃止された路面電車を復活して観光路面電車としたものだが、なんと日本から贈られた車両も活躍しているという。