不動産ニュース / 開発・分譲

2018/8/3

相続の相談、親世帯は待ちの姿勢/旭化成H

 旭化成ホームズ(株)くらしノベーション研究室は2日、「実家の相続に関する意識調査」の結果を公表した。

 調査対象は、親世帯として、子供があり、かつ戸建住居を子供に相続させる可能性がある50~70歳代の男女600人(男性300人、女性300人)。子世帯として、2014年4月前後に住宅を購入、もしくは19年に予定される消費増税前後に住宅を購入する予定がある30~60歳代の男女1,600人(男性800人、女性800人)。7月24~26日の期間、インターネットで行なった。

 親世帯への設問「今の家をだれが相続するか決まっていない」では、54.7%があてはまると回答。理由として、「3人の子供に不動産を含めて、平等に相続させられるか不安」「具体的に考えていないが、何から始めればいいかわからない」という声が挙がった。

 また、「将来について親子・兄弟で話したいか」との設問に対し、親世帯は71.2%、子世帯でも63.2%が「話したい」と回答した。一方、「実際に子供と話したことがある」親世帯は42.5%と過半数以下。「実際に親・兄弟と話したことがある」子世帯は61.8%に上り、親世帯以上に子世帯の関心が高まっている傾向が見えた。

 「親子での同居を検討した経験があるか」の設問でも、子世代は51.1%が「ある」と回答。すでに住宅を購入した子世帯は43.5%であるのに対し、今後住宅を購入する子世帯では58.8%が検討した経験があると答えた。一方、親世帯で「ある」と回答したのは28.7%と子世帯に比べ低い数値に。「子供から話があれば検討する」と、子供の出方を待つ親が多い傾向。

記事のキーワード 一覧

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2024年4月号
市場を占う「キーワード」
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2024/3/7

「海外トピックス」を更新しました。

飲食店の食べ残しがSC内の工場で肥料に!【マレーシア】」配信しました。

マレーシアの、持続可能な未来に向けた取り組みを紹介。同国では、新しくビルを建設したり、土地開発をする際には環境に配慮した建築計画が求められます。一方で、既存のショッピングセンターの中でも、太陽光発電やリサイクルセンターを設置し食品ロスの削減や肥料の再生などに注力する取り組みが見られます。今回は、「ワンウタマショッピングセンター」の例を見ていきましょう。