不動産ニュース / イベント・セミナー

2018/11/28

テクノロジーの活用事例を共有/クラスコ

イベントには全国から200名超が参加。テクノロジーを活用した事例を共有し合った

 (株)クラスコは27日、「ReTech Awards 2018」をアクトスクエア(東京都渋谷区)で開催した。

 同社が行なってきたテクノロジーを活用した事例を共有し合うイベント。全国から222名が参加し、管理物件の空室解消、人材採用・育成、働き方改革、集客法等の成果を発表した。

 同社代表取締役の小村典弘氏は、不動産テックやAI等を活用した組織づくりや、ブランディング戦略による人材採用の取り組みを披露。「社名変更やリノベーションブランドの展開をはじめ、デザインに力を入れることで、他社にはない企業のあり方を試行錯誤してきた」とし、E-ラーニングの効果で新人教育期間を3ヵ月から2ヵ月に圧縮できたこと、建物点検アプリの導入により不具合発見率が7.6倍になったことなどを紹介した。「社内の8割が未経験者でも、テック活用や業務分担の見直しで、残業46%ダウン、年間休日プラス17日、組織全体の4割をパートタイムにし3年間で生産性2.2倍アップを達成できた」(同氏)。

 また、テクノロジーやAIを活用し満室経営をシステム化した「満室の窓口」の加盟店が、8月1日のスタートから3ヵ月で72店舗に。「Renotta」の加盟店も469店舗に拡大したと述べた。さらに、「今後は賃貸だけでなく、売買ブランドの確立にもチャレンジしたい」と抱負を語った。

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