
東急不動産(株)は29日、現在開発を進めている「(仮称)竹芝地区開発計画」(東京都港区)内のオフィスビルに、ソフトバンクグループ(株)(SBG)とソフトバンク(株)(SB)が2020年度中に本社を移転すると発表した。
同開発計画は、東京都の「都市再生ステップアップ・プロジェクト」の一つ。国家戦略特別区域計画の特定事業整備方針に基づき、国際ビジネス拠点の形成を目的に高機能かつ新しいワークスタイルづくりを推進している。SBG、SBは「(仮称)竹芝地区開発計画(業務棟)」に入居。東急不動産とSBは、スマートビルのモデルケースを構築する。
カメラやIoTセンサーを、テラス、フリースペース等屋内外に設置し、温度や湿度、CO2濃度といった環境情報の他、ビル内外の人流データを計測し解析。東急不動産とSBはそのプラットフォームを活用し、フリースペースや飲食店等の混雑情報を入居テナントや訪問者に提供する。また、警備員の効果的な配置や、設備点検の効率化にも役立てる。
新オフィスデザインは、世界27ヵ国でコミュニティ型ワークスペースを400以上展開するWeWorkが担当。部署をまたいだオープンイノベーションの創出を目指す。また、WeWorkも新たな拠点を設ける。
同ビルは、敷地面積約1万2,000平方メートル、地上40階地下2階建て、延床面積約18万平方メートル。20年5月竣工の予定。
