不動産ニュース / 開発・分譲

2019/2/15

名古屋・中日ビル建替事業に参画/三菱地所

「中部日本ビルディング」建て替え後イメージ

 三菱地所グループは、「中部日本ビルディング(中日ビル)」(名古屋市中区)の建替事業に参画する。

 事業主は中部日本ビルディング(株)と(株)中日新聞社。三菱地所(株)がプロジェクトマネジメント支援業務、(株)三菱地所設計がコンストラクションマネジメント業務を手掛ける。建て替え後のビルには(株)ロイヤルパークホテルズアンドリゾーツが出店する予定。約250室の宿泊主体型を予定しており、中部エリアのフラッグシップホテルとして、デザインに富んだ高級感のある空間づくりを目指す。

 敷地面積約6,857平方メートル。1966年築、延床面積約8万4,492平方メートル、鉄骨鉄筋コンクリート造地上12階地下4階建ての建物を、延床面積約11万3,000平方メートル、鉄骨造(一部鉄骨鉄筋コンクリート造)地上31階地下4階建てに建て替える。高さ約170m。同ホテルのほか、事務所(基準階面積約2,300平方メートル)、商業施設、多目的ホール(約600席)、駐車場、地域冷暖房施設が入る予定。「国際的な都心型MICE機能の強化とにぎわい交流機能の高度集積」「エリア回遊性の強化」「環境への配慮と防災対策」をテーマに、東西・南北に通り抜け通路を整備するほか、最先端の耐震技術を導入。自然採光、緑化、最新技術導入などで名古屋市内トップレベルの環境性能を目指す。

 都市再生特別地区活用による、容積率約1,470%(基準容積率948%)を確保する予定。中部日本ビルディングは15日、同地区の指定を受けるための提案書を名古屋市に提出した。

 現・中日ビルは3月31日で閉館。解体が2019~20年度、新築が20~24年度を予定。

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都市再生特別地区

都市計画において、用途地域等の規制の適用を除外して自由度の高い計画を定めることのできる制度、またはこの制度によって指定された区域をいう。 この制度は、都市再生を図るための措置の一つで、その対象となる...

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