不動産ニュース / その他

2019/2/25

生物多様性保全の取り組みを強化/大京

 (株)大京は22日、生物多様性保全の取り組みを「エコロジカル・ネットワーク PASS」として体系化し、全国の主要な不動産開発事業で展開していくと発表した。

 主な取り組みとして、建築計画時に第三者機関と連携し、計画地とその周辺(半径2km圏内)の環境調査を実施。計画地の緑地資源や水系資源などの「生物多様性ポテンシャル評価」を行ない、エリアにふさわしい緑地配置や植栽計画を推進する。植栽計画では、いきもの共生事業所認証(ABINC認証)の評価基準を参照した同社基準「つなぐ」「はぐくむ」「ささえる」を核とした、7つのチェック項目を設定。周辺地域との調和を図り、多様な生き物が育まれる環境づくりを目指す。

 現在販売中の「ライオンズ朝霞ベルポートレジデンス」(埼玉県朝霞市、総戸数88戸)で、「エコロジカル・ネットワーク PASS」に基づく外構植栽計画を行なっており、生態系に配慮し、森の恵みを最大限に享受する配棟と植栽プランニングを推進している。

 今後は、全国のライオンズマンション(一部地域・物件を除く)や再開発事業にて同体系を導入し、これらの実績を踏まえた上で、主要な不動産開発事業で展開していく。

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生物多様性

生物が固有性を保持しつつ相互に関係し合っている状態の特性・機能をいう。その特性・機能は、生態系の多様性、種の多様性、遺伝子の多様性の3つのレベルで構成されている。

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