不動産ニュース

2019/2/28

全館空調システムを定額制リフォームメニューに

 三菱地所ホーム(株)は28日、同社独自の全館空調システム「エアロテック Fit」をメニューに盛り込んだ定額制リフォーム「エアロテックFitリフォーム」を発売した。

 「エアロテックFit」は、これまでよりも小規模な住宅により安価に搭載できる同社独自の全館空調システム。100平方メートル前後の住宅の最大冷暖房負荷にあわせて冷暖能力を設定し、低能力運転時に高効率で運転できるようチューニングしている。また、室外機を従来の2台から1台に減らすことで、販売価格を約12%下げ、小規模な敷地やマンションでも導入できるようにした。

 今回の定額制メニューは、戸建てに住んでいるが1階での生活が中心になってきたシニア層や、既存住宅を購入しリフォームを検討する一次取得者層を対象に開発した。

 「エアロテックFit」の搭載に加え、解体処分などの「基本工事」、同社グループの新築住宅などで採用されているシステムキッチンなどを導入する「設備・仕様」、インテリアコーディネーターによる「カラースキーム提案」をセットとして定額で提供する。

 シニア層向け(戸建て)は、次世代省エネルギー基準以上の20坪の木造住宅の1階のみリフォームを参考プランとし、790万円(税別)とした。中古住宅を購入してリフォームをする場合は、戸建て<次世代省エネルギー基準以上の30坪の木造住宅>の1・2階のリフォームで910万円(同)、マンション<次世代省エネルギー基準以上の70平方メートル>のスケルトンリフォームで1,075万円(同)。

 販売エリアは首都圏(一部地域を除く)で、対象住宅は木造住宅 (2×4工法、在来工法)とマンション(その他は相談)。2019年度は、エアロテック全体で30件の販売を目指す。

 同日開催の記者発表会において、同社代表取締役社長の加藤博文氏は、「中古住宅市場は延床面積100平方メートルほどの戸建住宅や、専有面積70平方メートルのマンションなど、比較的コンパクトな物件が多く流通している。こうした既存住宅を購入しリフォームする層が『エアロテックFitリフォーム』のターゲット」と話した。

記事のキーワード 一覧

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2024年4月号
市場を占う「キーワード」
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2024/3/7

「海外トピックス」を更新しました。

飲食店の食べ残しがSC内の工場で肥料に!【マレーシア】」配信しました。

マレーシアの、持続可能な未来に向けた取り組みを紹介。同国では、新しくビルを建設したり、土地開発をする際には環境に配慮した建築計画が求められます。一方で、既存のショッピングセンターの中でも、太陽光発電やリサイクルセンターを設置し食品ロスの削減や肥料の再生などに注力する取り組みが見られます。今回は、「ワンウタマショッピングセンター」の例を見ていきましょう。