不動産ニュース / 調査・統計データ

2019/5/22

レインズ成約件数、7ヵ月連続でプラス

 (公財)不動産流通推進センターは21日、全国の指定流通機構の活用状況(2019年4月分)を公表した。なお、同月から「新規登録件数」として集計しているデータの一部について範囲を変更。前月比のみを公表し、対前年同月比は新データ集計開始から1年後の20年4月公表分(20年3月実績値)まで公表しないこととする。

 同月の新規登録件数は41万6,406件(前月比8.0%減)。成約報告件数は5万1,623件(前年同月比0.7%増)で、7ヵ月連続のプラスに。前月比では4ヵ月ぶりにマイナスに転じた。総登録件数は78万5,658件(同5.2%減)で37ヵ月連続のマイナス、前月比では5ヵ月ぶりのプラスとなった。

 物件別では、売り物件の新規登録件数は16万1,499件(前月比8.3%増)とプラスに。成約報告件数は1万6,807件(前年同月比8.0%増)で11ヵ月連続のプラス、前月比では3ヵ月ぶりのマイナスとなった。総登録件数は36万37件(同9.1%増)で24ヵ月連続のプラス、前月比でもプラスに転じた。

 賃貸物件では、新規登録件数は25万4,907件(前月比16.0%減)。成約報告件数は3万4,816件(前年同月比2.5%減)と2ヵ月連続のマイナス、前月比でも4ヵ月ぶりにマイナスに転じた。総登録件数は42万5,621件(同14.6%減)で48ヵ月連続のマイナス、前月比では6ヵ月ぶりにプラスとなった。

 売り物件の取引態様別物件数は、新規登録件数では媒介契約が11万8,699件(前月比12.7%増)。そのうち、専属専任が1万8,620件(同5.6%減)、専任媒介が5万3,780件(同14.3%増)、一般媒介が4万6,299件(同20.2%増)。

 成約報告件数のうち、媒介契約は1万4,054件(前年同月比6.4%増)。内訳は、専属専任が3,973件(同6.0%減)、専任媒介が7,838件(同13.3%増)、一般媒介が2,243件(同8.3%増)だった。

この記事の用語

不動産流通推進センター

不動産業の近代化を推進するための組織で、1980(昭和55)年に設立された公益財団法人。 その主要な業務は、1.不動産流通市場の整備・近代化に対する支援(レインズの開発、価格査定マニュアル等の策定・...

続きはR.E.wordsへ

動画でチラ見!

座談会「事故物件に立ち向かう」

掲載誌はこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年5月号
「事故物件」、流通の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/4/21

「記者の目」を更新しました

有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。