不動産ニュース / 開発・分譲

2019/5/24

広島県有地に産業団地/大和ハウス

 大和ハウス工業(株)は24日、産業団地「広島イノベーション・テクノ・ポート」(広島市西区)の造成工事に着工し、販売を開始した。

 開発地は山陽自動車道路「五日市インターチェンジ」から約10kmに立地。広島県有地で、「広島西飛行場」跡地。廃港以来、官民一体となり再開発を進められてきた土地の一区画(9.8ha)。同県は跡地全体(49.3ha)を「広域防災」、「新たな産業(雇用)」、「スポーツ・レクリエーション」、「新たな産業(にぎわい)」に区分けし事業予定者を募集をしており、同社は「新たな産業(雇用)」分野で選定され、同施設を開発することとなった。事業費は約200億円を予定する。

 同社は、2007年から工業団地・産業団地開発事業を手掛けており、これまで国内外26ヵ所での実績がある。今回のプロジェクトでは、物流施設や工場の設計・建設、建設後の倉庫内オペレーションから自動搬送ロボット、物流の運行管理システムまで一気通貫のサービスを提供。企業誘致は同県や同市と連携して行ない、地域活性化に寄与していく。進出企業の福利厚生施設の提案も、周辺地で行なっていく予定。

 2020年3月に造成工事を完了、同4月に建物着工、22年春に分譲を完了する計画。

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