不動産ニュース / 仲介・管理

2019/9/6

住宅アフターケアを12年に延長/地所レジ

 三菱地所レジデンス(株)は6日、入居者向け長期住宅サービス「レジデンスケア」を拡充。保証期間を10年から、不動産業界最長の12年に延長すると発表した。

 同サービスは、ガスコンロやレンジフード等、一部の住宅設備機器トラブルにまつわる修理・部品交換等を無償で行なうほか、トイレやディスポーザー等の故障にも、30分以内で作業が済む一次対応なら無償で対応するもの。専門スタッフによる定期的な点検や、それに伴う「点検結果報告書」の作成も行なう。サービス期間中に売却する場合も、手続きを経て次のオーナーに権利を継承することができるため、物件の付加価値向上にもつながる。

 ユーザーから「入居後10年前後で設備の故障が発生しやすくなる」という声が多く寄せられたことから、保証期間の延長を決めた。「ザ・パークハウス 大井町ゼームス坂」(東京都品川区、総戸数26戸、2019年8月14日竣工、20年3月下旬引き渡し)、「ザ・パークハウス 浅草」(東京都台東区、総戸数50戸、20年11月中旬竣工、21年1月下旬引き渡し)から順次導入する。

 なお、従来のサービス利用者でも、12年に保証を延長できる更新サービス(レジデンスケアプラス)も併せて開発した。1年ごとに追加料金3万円程度を支払うことで、最大2年の延長を可能とした。

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