
住友不動産(株)は23日、オフィスビル「(仮称)住友不動産 大崎東プロジェクト」(東京都品川区)の開発概要を発表した。
同エリア周辺は、リニア新幹線始発駅となる「品川」駅やJR山手線新駅「高輪ゲートウェイ」駅周辺の発展期待もあり、オフィスニーズは高まりを見せている。同社では、2018年、同エリアで延床面積17万平方メートルの「住友不動産 大崎ガーデンタワー」を開発。旺盛なニーズにより満室稼働となっていることから、同エリアでのオフィスビル供給を推進する。
「大崎東プロジェクト」は、JRりんかい線「大崎」駅徒歩8分、東急池上線「五反田」駅徒歩9分に立地。敷地面積約7,102平方メートル。鉄骨造一部鉄骨鉄筋コンクリート造鉄筋コンクリート造地上19階地下2階塔屋1階建て。延床面積約4万7,509平方メートル、総貸付面積約3万1,285平方メートル。
基準階面積は1,797平方メートル。多様なレイアウトニーズに対応可能な整形無柱空間とする。天井高は約3.0m。空調は、1フロア53ゾーンの部分制御可能な完全個別空調システムを採用する。
BCP対策として、配電線が1本断線しても他の2本で継続送電が可能な3回線スポットネットワーク受電を採用。また、変電所事故が発生してもビルに貯蔵する重油により72時間分の送電を可能とする電力バックアップ体制を構築する。
また、同エリアは駅前より街区単位で開発整備が進められ、空地や緑地が計画的に整備されていることから、同物件でも敷地内に豊富な緑地や広場を設け、周辺との連続的な緑のネットワークを想像する。
1月7日に着工済み。竣工は22年2月を予定する。