不動産ニュース / 開発・分譲

2020/1/28

新ブランドホテル、6月に渋谷で開業/三井不

記者発表の様子。左から、小田氏、三井不動産執行役員ホテル・リゾート本部長川村 豊氏、横川氏、齊藤氏

 三井不動産(株)と(株)三井不動産ホテルマネジメントは28日、新ホテルブランド「sequence(シークエンス)」の概要を発表した。同日、初弾となる「sequence | MIYASHITA PARK」(東京都渋谷区、総客室数240室)、第2弾の「sequence | KYOTO GOJO」(京都市下京区、総客室数208室)の宿泊予約も開始した。

 同社が初めて手掛ける滞在型ライフスタイルホテル。テーマは、“やさしいつながり”。国内旅行者、インバウンド問わず、多様化するライフスタイルや価値観を、自身のスタイルに積極的に取り入れる感度の高いユーザーがターゲット。思い思いの滞在を楽しみながら、ホテルに集うユーザー同士がつながり、そこにしかないモノ・コトを体験できる場を創造する。

 ホテルの開発に当たっては、DEAN&DELUCAの日本展開等をプロデュースする(株)ウェルカム代表取締役の横川正紀氏や、空間プロデュースを手掛ける(株)グリフォン代表取締役の齊藤貴史氏ら複数のクリエーターと共に独自性を追求。スムーズでスマートな滞在を提供する「SMART」、ホテルを誰にでも開かれた空間とする「OPEN」、そのまちならではの文化に触れられる場とする「CULTURE」の3つをキーワードに、オールキャッシュレス化、顔認証によるセルフチェックイン・チェックアウト、来街者も自由に使える空間演出、まちの歴史を感じられるアートの設置等を行なうこととした。

 記者発表で挨拶した三井不動産ホテル・リゾート本部ホテル事業部長の小田 祐氏は、「寝泊まりするだけのホテルではなく、新たな時間の使い方やヒト・モノ・コトとのつながりを提案する舞台装置のような空間としたい」などとコメントした。

 初弾で同ブランドフラッグシップとなる「MIYASHITA PARK」は、渋谷区宮下公園、商業施設、ホテルが一体となるミクストユース型のプロジェクトとして開発する。東京メトロ「渋谷」駅より徒歩3分。鉄骨造18階建て。ホテルのロビーラウンジは宮下公園から直接アクセスできる位置に設け、来街者が利用できるカフェ&バーも併設。公園に開かれた空間を演出する。開業は6月11日。

 第2弾の「KYOTO GOJO」は、京都市営地下鉄「五条」駅より徒歩3分。鉄骨造地下1階地上9階建て。客室はツインを中心に、プロジェクタースクリーンを設けた「THEATER ROOM」も用意。烏丸通りに面してバーラウンジを設置する。開業は7月22日。

 なお、第3弾として2020年秋に「sequence | SUIDOBASHI」(東京都千代田区、総客室数119室の予定)も開業する予定。

「sequence | MIYASHITA PARK」外観イメージ
「sequence | KYOTO GOJO」外観イメージ

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