不動産ニュース / 開発・分譲

2020/2/6

羽田空港跡地の再開発、7月にまちびらき

「HANEDA INNOVATION CITY」全景

 鹿島建設(株)や大和ハウス工業(株)など9社が出資する羽田みらい開発(株)は6日、羽田空港跡地第1ゾーン整備事業(第一期事業)において開発を進めている大型複合施設「HANEDA INNOVATION CITY」(HICity(エイチ・アイ・シティ))を7月初旬にまちびらきすると発表した。

 「HICity」は、羽田空港の国際線ターミナルから1駅の京浜急行電鉄空港線・東京モノレール「天空橋」駅直結。開発地は、敷地面積約5.9ha。地上11階地下1階建て。「先端」と「文化」を2つのコア産業とし、先端技術による実証実験の取り組みや、ジャパンカルチャー体験の機会を提供する。

 自動運転技術の試作開発・実証を行なう「先端モビリティセンター」や、医療・研究施設と滞在施設を備えた「先端医療研究センター」を設置。このほか、最大670人規模の多機能ホール、総客室数259室のホテルを含む「会議研修センター」、貸室面積1フロア5,600平方メートルを超える大規模オフィス等で構成する「研究開発拠点」、国内最大級となる約3,000人を収容可能のライブホール「Zepp Haneda(TOKYO)」など多彩な施設を整備する。

 また、歩車分離を図るため、歩行者主要動線を2階のデッキ部分「イノベーションコリドー」に、自動車動線を1階に集約。全長約200mのイノベーションコリドーをはじめ、多目的スペースやギャラリーなど各所のスペースを活用し、利用者の交流・連携を誘発する多様なイベントも開催していく。

 1月29日には、「羽田第1ゾーンスマートシティ推進協議会」を設立。同施設内で、自律走行バスの導入などスマートシティ実現に向けた実証、実装など先進的な取り組みも展開する。

2階の歩行者デッキ「イノベーションコリドー」

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