大手マンションディベロッパーが運営する新築マンションポータルサイト「MAJOR7(メジャーセブン)」が、2019年度の「新築分譲マンション購入意向者アンケート」の実施結果を公表した。19年12月16~30日、構成する7社のインターネット会員に対しアンケート。回答数は2,230人。
マンション購入検討理由は、「資産を持ちたい、資産として有利だと思った」が22.6%(前年比1.3ポイント増)で最も多かった。次いで「もっと交通の便の良いところに住みたいから」が19.1%(同1.2ポイント増)と、前年3位から2位に上昇。「もっと広い住まいに住みたいから」が17.7%(同0.4ポイント減)となり、前年2位から3位に順位を下げた。その他は「都心に住みたいから」が15.8%(同変動なし)で前年6位から4位に上昇。「持ち家のほうが住まいの質が良いと思うから」が10.0%(同0.9ポイント減)で前年13位から12位に、「セカンドハウスが欲しいから」が8.9%(同1.1ポイント増)で前年18位から15位に順位を上げた。
マンションを購入する際に「お金をかけてでもこだわりたいポイント」は、「駅から近いこと」(61.0%)が最多に。次いで、「日常の買い物が便利なこと」(50.8%)、「住みやすい間取りであること」(50.3%)が続いた。さらに「お金をかけてでもこだわりたいポイント」の中でも「どうしても妥協できないポイント」については、「駅から近いこと」(40.0%)が最多に。次いで「日照や採光が良いこと」(28.2%)、「免震構造など、耐震性が高いこと」(27.1%)、「災害に強いこと」(26.2%)などが上位となった。
「どうしても妥協できないポイント」について、5年前に実施した調査結果と比較すると、トップ3に変動は見られなかった。一方で「災害(台風、水害など)に強いこと」は前回12位から4位に、「資産価値の高いエリアであること」は前回11位から5位と順位が大きく上昇。近年の気候の変化や台風・大雨などによる災害が大きな影響を及ぼす結果となった。