不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2020/3/5

戸建住宅は増収増益/積水ハ20年1月期

 積水ハウス(株)は5日、2019年1月期決算(連結)を発表した。

 当期(19年2月1日~20年1月31日)は、連結売上高2兆4,151億8,600万円(前期比11.8%増)、営業利益2,052億5,600万円(同8.5%増)、経常利益2,139億500万円(同9.6%増)、当期純利益1,412億5,600万円(同9.9%増)の増収増益。

 戸建住宅事業は、ZEHの「グリーンファースト ゼロ」の販売を推進し、80%を超える採用率で進捗した。売上高3,909億9,500万円(同9.2%増)、営業利益459億4,200万円(同8.7%増)となった。しかし、受注高は3,462億9,300万円(同10.5%減)、受注残は1,843億200万円(同19.5%減)と減少した。

 賃貸住宅事業は、3・4階建て賃貸住宅中心に受注拡大を図った。非住宅分野の販売が順調に推移。ZEHの推進も図った。売上高は4,106億2,200万円(同1.3%減)、営業利益489億3,800万円(同2.9%減)。受注高4,355億1,300万円(同2.5%増)、受注残4,322億9,400万円(同6.1%増)となった。

 リフォーム事業では、メンテナンス型や提案型、省エネリノベーション等の環境型リフォームへのシフトを推進し、販売体制を強化。賃貸住宅「シャーメゾン」を対象に、長期安定経営に寄与するリフォーム提案を積極的に推進した。売上高1,527億2,900万円(同8.0%増)、営業利益235億3,500万円(同11.5%増)。

 不動産フィー事業は、積和不動産各社による賃貸住宅「シャーメゾン」の一括借り上げおよび管理受託戸数が堅調に増加。不動産売買の仲介事業も強化した。売上高は5,348億7,600万円(同4.1%増)、営業利益410億5,400万円(同4.2%増)。

 次期は、売上高2兆5,850億円、営業利益2,060億円、経常利益2,050億円、当期純利益1,370億円、受注高2兆5,825億円、受注残1兆4,059億4,800万円を見込む。

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