不動産ニュース / 政策・制度

2020/4/3

高輪GWなどを民間都市再生事業計画に認定

「品川開発プロジェクト第I期」イメージ

 国土交通省は3日、都市再生特別措置法の規定に基づき、民間都市再生事業計画「品川開発プロジェクト第I期」(東京都港区)と「(仮称)ノリタケの森プロジェクト 新築工事」(名古屋市西区)を認定した。

 「品川開発プロジェクト第I期」は、3月6日付で東日本旅客鉄道(株)から申請されたプロジェクト。JR「高輪ゲートウェイ」駅前に文化・ビジネスの育成・交流・発信機能や外国人にも対応した居住・滞在機能など、国際競争力強化に資する都市機能を導入するとともに、帰宅困難者対策や自立性の高いエネルギーシステムの導入による防災対応力強化、未利用エネルギーの有効利用や設備の高効率化等により環境負荷の低減を図っていく。

 また、合計約2万平方メートルの歩行者広場やデッキレベルの歩行者ネットワークの整備の他、鉄道や地域交通機能の結節する交通広場の整備に取り組んでいく。敷地面積8万5,634.11平方メートル。鉄筋コンクリート造地上44階地下2階建ての「共同住宅および学校等」や鉄骨鉄筋コンクリ―ト造地上30階地下3階建ての「オフィス・ホテル・店舗等」など4つの建物を建設する。

 事業施行期間は2020年3月12日~25年3月31日の予定。

 「(仮称)ノリタケの森プロジェクト 新築工事」は、2月14日付でイオンモール(株)から申請されたプロジェクト。工場跡地の有効活用として都市型モールとしての文化性・利便性に加え、働く場とサービス・観光を融合した新たな「オフィス複合型施設」を整備することにより、名古屋駅周辺にふさわしいにぎわいや交流を形成する新たなランドマークとして、名古屋の魅力度向上に寄与していく。

 また、安全で快適な歩行者通路や都市景観の形成に資する緑地、地域住民および来街者の憩いの場となる広場空間等の整備により中心市街地における都市機能の増進を図る。

 事業区域は、愛知県名古屋市西区則武新町3‐102‐1 他。敷地面積6万677平方メートル。鉄骨造地上6階建ての「店舗等」と鉄骨造地上7階建ての「自動車倉庫」を建設する。

 事業施行期間は20年2月16日~21年10月15日の予定。

「(仮称)ノリタケの森プロジェクト 新築工事」イメージ

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