不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2020/5/29

住宅事業は増収減益/ナイス20年3月期

  ナイス(株)は29日、2020年3月期決算(連結)を発表した。

 当期(19年4月1日~20年3月31日)は、売上高2,514億7,500万円(前期比3.0%増)、営業利益12億300万円(同17.4%減)、経常利益3億5,700万円(同54.4%減)。事業ポートフォリオの見直しに伴う事業用資産等の収益性の再検討による減損損失、事業構造改革に対応するための資金調達構造の再構築にかかる費用、投資有価証券売却損など約52億円の特別損失を計上したことで、当期純損失44億9,400万円(前期:当期純利益3億6,800万円)となった。

 主力の建築資材事業は、非住宅建築物の木造化・木質化を積極的に提案するなどして、売上高1,718億4,300万円(前期比0.2%増)、営業利益は29億5,400万円(同4.7%増)となった。

 住宅事業は、事業ポートフォリオ見直しで、素地を含む販売用不動産の売却による資産圧縮を推進。一戸建住宅部門での売上計上戸数は619戸(同124戸減)、マンション部門での計上戸数は200戸(同13戸増)。事業全体の売上高は705億6,400万円(同10.7%増)、営業損失6億2,500万円(前年同期:営業利益2億9,900万円)だった。

 次期については、新型コロナウイルス感染症の影響を合理的に算定できないとして未定。

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