不動産ニュース / 開発・分譲

2020/6/1

住友不、全マンションで「オンライン販売」導入

 住友不動産(株)は1日、新築分譲マンションの非対面型販売手法「リモート・マンション販売」を全国すべての物件でスタートした。

 マンション購入までのステップにおける対面機会を減らす、「新しい生活様式」を意識したサービス。購入検討における「情報収集」「モデルルーム見学」「申し込み・契約」「重要事項説明」「引き渡し」といった各段階の手続きを、ユーザーの希望に応じて非対面で進めることができる。

 同社は、ウェブパンフレットやプレゼンテーションムービーを用意。それを見て物件に関心を持ったユーザーを、「オンライン見学会」に誘導する。オンライン見学会では、物件紹介や周辺環境情報、モデルルーム撮影動画などの定性情報に加え、詳細な資金計画や住宅ローンなどの相談も実施し、質疑応答に対応する。その後、ウェブ上で申し込み・IT重説を行ない、契約・引き渡しについては郵送で対応できる。

 新型コロナウイルス感染症の影響で外出を控えたいユーザーだけでなく、遠方に住んでいる、時間に制約があるなどといった、来場が困難なユーザーへの対応の幅を広げ、住まい選びの利便性を向上する。

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IT重説

不動産取引における重要事項説明を、インターネット等を活用して対面以外の方法で行なうこと、またはその方法を導入すること。 重要事項説明は、宅地建物取引士が対面で行ない、書面を交付しなければならないとされていた(宅地建物取引業法)。

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