不動産ニュース / 団体・グループ

2020/6/2

神奈川宅協、新会長は草間時彦氏

「当協会版のコロナ感染防止対策ガイドラインを作成する」と述べる、草間新会長

 (公社)神奈川県宅地建物取引業協会は1日、神奈川県不動産会館(横浜市中区)で通常総会を開催。改選期に伴い、理事の選任を行なった。

 新会長には、副会長(横須賀三浦支部、(有)セントラルホームズ(神奈川県横須賀市)代表取締役)の草間時彦(くさま・ときひこ)氏が就任した。3期にわたって会長を務めた坂本 久氏は、退任にあたり2018年度より務める(公社)全国宅地建物取引業協会連合会会長に専念する旨を表明した。

 草間新会長は「コロナ禍での就任で、重責に身が引き締まる思い。まずは、会員、役員、職員の皆さんの命や健康を守ることを第一に考え、安全を確保し協会運営を行なっていく。新しい生活様式の内容や業界団体向けのガイドラインを基盤に、当協会版の感染防止対策ガイドラインを早急に作成したい」などと挨拶した。3密やクラスター発生を回避するため、大規模なイベントについては縮小、延期、中止を含め慎重に対応していくとした。会議や研修会についてもWeb活用を推進し、外部接触の機会を極力減少させる方針。

 20年度事業については、「全宅連安心R住宅」制度や「全国版空き家・空き地バンク」のさらなる活用、改正民法に係る書式変更などの周知徹底、法令や税制の制定などの正確な情報共有などを推進。従事者向けの講習・セミナーなどはコロナの状況を踏まえ、適切に開催。「IT重説」の普及・啓発に努める。会員増強に向けては、「神奈川宅建ビジネススクール」の開講、青年部会連絡会の設立などを行なう。また、ホームページをリニューアルしモバイル端末にも対応させ、消費者向けの訴求力を高める方針。
 草間氏は「社会情勢の変化を踏まえたデジタル化を進め、事業の効率化や経費の削減などを実現したい。どのような方法で行なっていくことができるのか、会員の皆さんの協力のもと知恵をしぼり、工夫していきたい」と話した。

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年5月号
「事故物件」、流通の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/4/21

「記者の目」を更新しました

有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。