(一社)マンション管理業協会は3日、ITを活用したハイブリッド型バーチャル総会の実証実験を開始すると発表した。
ハイブリッド型バーチャル総会とは、従来の対面での総会に、一部の組合員がITツールを活用してオンラインで参加するもの。現行の区分所有法においても同様の内容での開催は可能であるが、実証実験を行なうことで、新たな総会の在り方として法的・実務的論点の明確化を図る。将来的には、バーチャルオンリー型総会の開催実現も視野に、ガイドラインを策定。モデルケースを共有する方針。
また、ITを活用した「理事会」についても適正に実施できるよう、「マンションの管理の適正化に関する指針」や、「マンション標準管理規約」の改正も目指す。
実証実験の実施期間は、9月13日まで。参加企業は、同協会AI・IoT小委員会へ参画する、住商建物(株)、(株)大京アステージ、大和ライフネクスト(株)、(株)東急コミュニティー、(株)阪急阪神ハウジングサポート、三井不動産レジデンシャルサービス(株)の計6社。9月末に検証検討会を行なう予定。