不動産ニュース / 開発・分譲

2020/8/18

中央日土地、CRE戦略支援で戸建賃貸を提案

戸建賃貸住宅「パレットパークタウン」

 中央日本土地建物グループ(株)の子会社である日本土地建物(株)は、プロジェクトマネジメントを手掛けた戸建賃貸住宅「パレットパークタウン」(埼玉県さいたま市、総戸数14戸)を19日に竣工する。

 東京インキ(株)のCRE(企業不動産)戦略支援事業の一環として開発したもの。開発地は、埼玉新都市交通「東宮原」駅から徒歩6分、面積約1,989平方メートル。同社の社宅跡地で、稼働率が低かったことから2013年から更地としていた。
 中央日本土地建物グループは、開発地を含む大宮エリアは子育て世代からの人気が高まっていること、周囲には戸建て住宅地が広がっていることを受け、DINKSからファミリーまでを対象とした戸建賃貸住宅の開発を同社に提案。また、東京インキが主要事業を通じてSDGs、ESG経営に取り組んでいることから、そうした取り組みの一助となるよう、同物件は再生可能な資源である木材を活用し、開発することにした。

 住戸は木造2階建て。2SLDK・専有面積約69平方メートル(賃料13万6,000円~)、2SLDK・専有面積約66平方メートル(賃料13万2,000円~)の2タイプ。いずれも、1階はリビングダイニング、2階には2つのベッドルームと、テレワークに利用できるサービスルームを設える。
 今後売却する可能性も踏まえ、分譲住宅と同等の設備仕様とした。耐震等級、省エネ等級、劣化対策等級、維持管理等級で最高等級を獲得。最大2台の駐車が可能な駐車場、宅配ボックス、専用庭も全戸に設置。ペットの飼育や楽器の演奏も可能とした。

 運用に当たっては、管理の手間がかからないよう、(株)ハウスメイトパートナーズとの10年間のサブリース契約をアレンジした。リーシングはすでに開始しており、5組が契約、3組が申込見込みとなっている。

Bタイプ・1階リビングダイニングキッチン
全戸ペット可に。階段の下に、動物が隠れられるスペースを用意した

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