不動産ニュース / 開発・分譲

2020/9/16

渋谷区の築50年超のマンション、建て替え

建て替え後のマンション完成予想図

 野村不動産(株)と旭化成不動産レジデンス(株)は16日、東京都渋谷区で推進している「秀和青山レジデンス」のマンション建替組合が設立されたと発表した。

 東京メトロ「渋谷」駅徒歩6分、JR山手線「渋谷」駅徒歩9分。秀和レジデンスシリーズ第1号となる分譲マンションの建て替えプロジェクト。鉄筋コンクリート造地上8階地下1階建ての建物は、築後50年以上が経過。建物の老朽化や耐震性の不足などから、2014年頃より建て替えの検討を開始。野村不動産と旭化成不動産レジデンスは、17年に事業協力者として参画し、建替計画の検討、設計に係る行政協議、全権利者との合意形成活動などを推進してきた。1月25日に建替決議が可決承認され、このほど権利者全員参加による建替組合が設立された。

 渋谷区初となるマンション建替え円滑化法に基づく容積率の特例緩和制度を活用して進める。十分な緑化を施した2つの広場状空地や歩道状空地を設置し、地域の安全性・快適性向上と街並み整備に寄与する計画により、容積率緩和の許可を取得。これにより、都市計画上の容積率が500%から655.40%へと、155%割り増しが可能となった。

 1,926.47平方メートルの敷地に、鉄筋コンクリート造地上26階地下2階建て、免震構造のマンションを建設する。延床面積は、従前の約9,457平方メートルから約1万9,037平方メートルへと拡大する。

 解体工事は21年8月、竣工は25年春の予定。

「秀和青山レジデンス」東側外観
「秀和青山レジデンス」西側外観

この記事の用語

マンション建替組合

マンション建替え決議(区分所有法第62条第1項)が決議された場合に、決議に合意した者のうちのの4分の3以上の同意により設立される、マンションの建替えを目的とする組合のこと(マンション建替え円滑化法第9...

続きはR.E.wordsへ

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2024年11月号
 “令和的”不動産店舗って?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2024/10/5

「月刊不動産流通2024年11月号」発売中!

「月刊不動産流通2024年11月号」好評発売中です。

特集は、「働く、集う、楽しむ。“令和的”不動産店舗 」。コロナ禍やDXの推進等も契機となり、私達の働き方は大きく変わりました。そうした中、これまで以上に集まりたいと感じるオフィス・店舗の整備に注力する企業も見られます。今回は、外観や内装のデザインなど趣向を凝らし、ユーザーやスタッフが集いたくなる店舗運営に取り組む不動産会社を取材しました。

実務に役立つ連載コーナーも豊富に掲載しています。noteでの試し読みも♪