野村不動産(株)と旭化成不動産レジデンス(株)は16日、東京都渋谷区で推進している「秀和青山レジデンス」のマンション建替組合が設立されたと発表した。
東京メトロ「渋谷」駅徒歩6分、JR山手線「渋谷」駅徒歩9分。秀和レジデンスシリーズ第1号となる分譲マンションの建て替えプロジェクト。鉄筋コンクリート造地上8階地下1階建ての建物は、築後50年以上が経過。建物の老朽化や耐震性の不足などから、2014年頃より建て替えの検討を開始。野村不動産と旭化成不動産レジデンスは、17年に事業協力者として参画し、建替計画の検討、設計に係る行政協議、全権利者との合意形成活動などを推進してきた。1月25日に建替決議が可決承認され、このほど権利者全員参加による建替組合が設立された。
渋谷区初となるマンション建替え円滑化法に基づく容積率の特例緩和制度を活用して進める。十分な緑化を施した2つの広場状空地や歩道状空地を設置し、地域の安全性・快適性向上と街並み整備に寄与する計画により、容積率緩和の許可を取得。これにより、都市計画上の容積率が500%から655.40%へと、155%割り増しが可能となった。
1,926.47平方メートルの敷地に、鉄筋コンクリート造地上26階地下2階建て、免震構造のマンションを建設する。延床面積は、従前の約9,457平方メートルから約1万9,037平方メートルへと拡大する。
解体工事は21年8月、竣工は25年春の予定。