三鬼商事(株)は8日、9月の全国主要都市のオフィスビル最新市況調査結果を発表した。
東京都心5区(千代田区、中央区、港区、新宿区、渋谷区)の平均空室率は3.43%(前月比0.36ポイント上昇)と、7ヵ月連続の上昇。大型空室の募集開始や集約などに伴う解約の影響が大きかったこともあり、空室面積は1ヵ月で約2万9,000坪増加した。
新築ビルの空室率は2.31%(同0.15ポイント下落)、既存ビルは3.47%(同0.38ポイント上昇)。1坪当たりの平均賃料は2万2,733円(同89円下落)で、2ヵ月連続の下落となった。
大阪ビジネス地区の平均空室率は2.96%(同0.18ポイント上昇)。館内増床や新規開設などの成約が見られたものの、オフィス縮小や撤退、店舗の閉店による解約の動きが相次ぎ、空室面積は1ヵ月で約3,800坪増加した。
新築ビルの空室率は47.16%(同12.41ポイント上昇)、既存ビルは2.78%(同0.10ポイント上昇)となった。1坪当たり平均賃料は、1万1,944円(同62円下落)。