不動産ニュース / その他

2020/10/19

コロナ禍での宅建試験、感染防止対策を徹底

受験者はマスクを着けて試験に臨んだ(写真は専修大学神田キャンパス)

 (一財)不動産適正取引推進機構は18日、全国で「令和2年度宅地建物取引士資格試験」を実施。19日には受験状況(速報)を発表した。

 今年度は、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、6月に同機構が資格取得を急がない場合の受験自粛を要請。さらに、会場の確保が難しいことなどを理由に試験日を10月18日と12月27日の2回に分けるなど、異例の事態となった。

 全体の申込者数(速報値)26万1,030人のうち、18日受験分の申込者数は20万4,163人。受験者数は16万8,943人で、受験率は82.7%となった。登録講習修了者については申込者5万1,057人に対して受験者は4万5,493人、受験率は89.1%だった。

 18日の試験会場の1つとなった専修大学神田キャンパスでは約1,700人が受験。校舎に入館する際に検温、手指の消毒などが行なわれた。また、受験者同士の距離も従前よりも広く確保するなどの感染防止対策を実施した。

 合格発表は12月2日。なお、12月27日に受験する場合の合格発表は2021年2月17日。

会場の入り口では検温などを行なった
受験者の座席位置を調整し、従来よりも前後の距離を広く取った

この記事の用語

宅建試験

宅地建物取引業法第16条第1項にもとづき、都道府県知事が実施する資格試験のこと。正式名称は宅地建物取引士資格試験である。

続きはR.E.wordsへ

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年5月号
「事故物件」、流通の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/4/21

「記者の目」を更新しました

有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。